訪問歯科について
歯科医院に通いたくても移動手段など、諸々の事情により治療せずに我慢している方はいらっしゃいませんか?外出が困難な方が、自宅で歯科治療を受けることができることをご存じですか。私たちはそのような方のご希望にそうよう積極的に訪問在宅診療を行っています。最近は持ち運びのできる歯科治療器具もありますので、虫歯や歯周病の治療、口腔内の清掃、入れ歯の作成・調整・修理などを受けることができます。ぜひお気軽にご相談ください。
訪問歯科の流れ
歯医者さんに来てもらえるのはとても嬉しいけど、訪問歯科診療はどのように進められるの? ちょっと不安な方のために、ご依頼から治療までの流れを簡単にご説明します。
- STEP1 ご依頼
- TEL:0237-55-3121にお電話でご依頼下さい。
- STEP2 検診
- まずはお口の健康状態をチェック。
患者さんの健康状態やご都合を考慮して治療方針を立てます。 - STEP3 治療
- 了解いただいた治療方針に基づいて、具体的な治療や口腔ケアを始めます。ほぼ医院と同等の治療が可能です。
- STEP4 訪問定期診断
- お口や身体の健康維持のため、定期的な診察・口腔ケアをお勧めします。訪問の際、交通の事情により往診時間は前後する場合がございます。予めご了承ください。
ケアマネージャー、介護施設の方へ
- 当院ではこんな症状に対応いたします。
- ・水を飲まない、嫌がる
- ・栄養状態の悪化
- ・気道感染・誤嚥性肺炎
- ・口臭治療、予防
- ・失った食べる楽しみを取り戻す
- ・一般歯科治療・口腔ケア
他にもご希望があればお気軽にご相談ください。
医院に通えなくなった方でも食べる喜びを今まで通り感じてもらうため、尽力していきます。
誤嚥性肺炎の危険性
- 誤嚥性肺炎とは?
- 高齢者に多い病気で、口腔内の細菌などが気管に入って発病する病気です。
- お口の中が大変不潔な状態にあり、体力が低下している方は、食物の残りかすなどが気管に入ると、細菌感染が起こりやすいといわれています。
- その結果、肺炎に移行しやすくなります。
- 口腔内を清潔に保つことは、むし歯や歯周病の予防だけでなく、誤嚥性肺炎などの予防にもつながるといわれており、健康維持のためにも大切なことといえます。
誤嚥性肺炎になりやすい方
- ●高齢者
- 高齢になると、のどの反射が鈍くなり、誤嚥しやすくなります。
- ●脳卒中
- 脳卒中による麻痺などの後遺症があると、誤嚥しやすくなります。また、麻痺の状態によっては、介護の人の手を借りないと歯を磨けないこともあり、口の中が汚れて細菌が繁殖し、誤嚥性肺炎になりやすい環境になります。
- ●寝たきり
- 寝たきりになると、全身の機能が低下するだけでなく、飲み込みに対する反射も鈍くなり、誤嚥をしやすくなります。
「訪問可能エリアについて」
訪問対象エリアは医院から半径16km以内(円内)になります。訪問診療を円滑に行うため、半径16km以内につきましても場所により、最寄の訪問診療(往診)が可能な医院をご紹介させて頂く場合がございます。
よくある質問
- 料金はどの位かかるのですか?
- 通常の診療とほぼ変わりません。保険診療範囲内でお伺いできます。
- 訪問いただく交通費はかかりますか?
- 別途にいただいたりはしておりませんのでご安心ください。
- どのような治療が受けられますか?
- 虫歯や歯周病の治療、口腔内の清掃、入れ歯の作成・調整・修理などです。
ただし、患者さんの体調によっては主治医との相談が必要になります。